ジュネーブモーターショーで披露され、日本でもティーザーサイトすでにフォトデビューしていたジープ・チェロキーが5月17日から販売をスタートします。日本には1985年に初代が投入され、今モデルで4代目となる新型ジープ・チェロキー。6年ぶりのフルモデルチェンジになります。
新型チェロキーは、ひと目でジープと分かる7本縦型グリルの「7スロットグリル」こそ受け継がれていますが、その伝統のグリルもスマートにデザインされていて、天地に薄いヘッドライトも含めて顔つきはコンセプトカーのよう。
パワートレーンは、フィアット製の2.4Lと3.2Lを用意。4WD性能では、「Limited」に標準装備の「Jeepアクティブドライブ2」がまず注目で、2速パワートランスファーユニットと呼ぶ動力伝達装置により、トルクマネージメントと4Lowモード(副変速機)を両立したもの。
4Lowモードでは、前後のプロペラシャフトをロックすることで、低速走行時のパワーやトーイング(牽引能力)を増強することが可能になります。これによりタフなオフロードでの走破性を向上。
さらに、ジープ初のリヤアスクル分離機能により、4WD(4×4)走行が不要と判断すると、2WD(4×2)に切り替えることで燃費を稼ぐ機構も用意。
また、乗用車ではレンジローバー・イヴォークに搭載されている9速ATを搭載し、より強力な発進加速と高速走行時の滑らかな変速、燃費向上にも寄与します。
価格は、「Longitude 2.4L 9AT 4×2」が379万800円、「Trailhawk 3.2L 9AT 4×4」が429万8400円、「Limited 3.2L 9AT 4×4」が461万1600円。
(塚田勝弘)