スズキ「アリビオ」は「キザシ」の後継車?【動画】

スズキが2014年の北京モーターショーにて世界初公開したCセグメントセダンが「Concept ALIVIO(コンセプト アリビオ)」です。

コンセプトとはついていますが、かなり量産モデルらしい雰囲気で、2013年4月の上海モーターショーでお披露目したショーカー「AUTHENTICS(オーセンティックス)」をベースに、2014年内の市販化を目指したというコンセプトカーです。

2014Beijing_suzukiAlivio

中国市場では大きなボリュームゾーンというCセグメント・セダンというカテゴリーに向けた意欲作。チーフエンジニアが語る動画では、後席の乗り心地を再優先したこと、そのためにサスペンションの取り付け剛性などにもこだわったとアピール。そして、「驚くほど快適なのに、どうしてこんなにスポーティに走れるんだろう」、とう感じたもらえると、キャラクターをまとめています。

チーフデザイナーのインタビューでは、基本コンセプトが「スポーティ アンド ノーブル」であること、低い車高とワイド感あるボディが安定感のあるスタイリングを目標としたこと。また、インテリアでは後席パッセンジャーのくつろぎを重視したといいます。 

ドライバーオリエンテッドであり、ショーファードリブン的でもあるという、スズキの新しいセダン。2009年に登場したフラッグシップセダンのキザシと比べると、キザシがDセグメントで、アリビオがCセグメントと車格は異なりますが、はたしてフラッグシップサルーンとしてのポジションは入れ替わるのでしょうか。

また、1.6リッターエンジンに組み合わせるという新開発6速ATのグローバル展開も気になる点といえそうです。

2014Beijing_suzukiAlivio03

●コンセプト アリビオ主要諸元
全長:4545mm
全幅:1730mm
全高:1475mm
エンジン:直列4気筒DOHCガソリン
総排気量:1586cc
変速機:6速AT(新開発)

suzuki2009kizashi_f

●キザシ主要諸元
全長:4650mm
全幅:1820mm
全高:1480mm
エンジン:直列4気筒DOHCガソリン
総排気量:2393cc
変速機:CVT

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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