「ニード・フォー・スピード」豪華でCGじゃない超筋肉質カーアクション映画だ!【動画】

超高性能車の実力がフルに見られる。それも公道で!

「ニード・フォー・スピード」といえば、ゲームをご存じのかたも多いでしょう。スポーツカーをチューンアップして走らせるカーアクションゲームです。

そして、こちらはその世界観やビジュアルをベースにした映画版。そのためゲームのファンのかたはもちろん楽しみやすいと思いますが、ただし、それだけの映画じゃありませんでした!NFS_01_01

 もちろんゲームはCGですから、いくらクルマを壊しても(現実には)お金はかからない。でも、映画は実写です。今回は特にリアルカースタントにこだわって創られたと言います。それもブガッティ・ヴェイロンやマクラーレンP1、ケーニグセグ・アゲーラRなど、普通のポルシェとかフェラーリとか並のスーパーカー以上の超ド級な車種がバンバン出てくるんですよ。

そんなに乱暴なマネはできないと思うでしょ?

ところが、コイツはその逆を行っています。「この映画のなかでは、スーパーカーだってお飾りにはしておかねえぜ!」とばかりに、超スーパーカーがガンガン走ります。攻めます! スピンします! クラッシュします!! それも公道で。

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いやー、男らしい。弟分を死に追いやったライバルを打ち負かすために、主人公が非合法レースを戦うというのが、おおまかなストーリーですが、そのなかに登場する深夜の賭けレース、大陸横断カーチェイス、賞金付き公道レースなどのバトル/カーチェイスシーンは、バラエティに富んだ設定でよく考えられています。

それと同時に、20世紀のカーアクション映画「ブリット」(1968年)や「バニシング・ポイント」(1971年)などもちょっと連想されるような内容になっています。というのも、以前当サイトでも「カーアクション映画のド迫力シーンの撮り方がスゴい!【動画】」という記事で紹介しましたが、この映画、カーアクションの肝心なところにはCGを使っていないんです。

登場するクルマはホントにぶつかり、飛び、壊れているんです。そこにはやっぱりどこか人間臭い雰囲気があって、CGとは一線を画す生々しさや激しさがあるってわけです。

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というわけで、単なるゲーム作品の映画化というだけではない思い入れやアイディアや根性がいっぱい詰まったこの映画版「ニード・フォー・スピード」かなり骨太な作品になっています。6月7日ロードショーです。

◆映画「ニード・フォー・スピード」の情報はコチラのサイトで!
http://disney-studio.jp/movies/nfs/

 

(まめ蔵)

 

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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