ノルウェーでEVのテスラ「モデルS」がバカ売れ!?

自動車に課せられる消費税が約25%と非常に高額なことで知られる北欧ノルウェーで2014年3月の新車登録に於けるEVの割合が2割に達したそうです。 

Tesla_Model_S

今では欧州で最も普及が進んでいる「EVの未来を占う実験場」とも言うべき存在となっており、これには2009年に政府が施行したEVへの優遇税制が大きく寄与していると言います。

具体的には2017年末まで、またはEV普及目標台数の5万台に達するまで自動車登録税、消費税、有料道路利用、駐車場利用、全国に約4,000ケ所ある公共充電スタンド利用など全てが無料。 

それだけでは無く、バス専用レーン走行も可能で、輸入関税も0%とか。 

ノルウェー政府がこのように率先してEVの普及を進めることになったのは首都オスロの大気汚染や交通騒音による公害への対応が背景に有った模様。 

現在ノルウェーに於けるEVの登録台数は既に2.6万台に達しており、目標台数の半分を超えている状況。 

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ノルウェーの調査会社によると、米テスラモーターズのEV「モデルS」の3月の販売台数は1,493台で、1車種の月間販売台数でノルウェー史上最多を記録したそうです。 

同車をノルウェーで購入した際に受けられる免税額は最大で12.5万ドル(約1,300万円)に上り、驚くことに何と新車価格(約1,045万円)を上回る状況。 

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こうした急速なEVの普及により、バス専用車線が大量のEVで渋滞する日が来るとの懸念も出始めているようで、場合によっては優遇税制の見直しが入る可能性も。 

いずれにしても世界的にEVの普及が停滞する中、ノルウェーの普及率は圧倒的で、逆に言えば政府の思い切った税制処置が急速な普及に繋がる事が実証されたとも言えそうです。 

■テスラ Webサイト
http://www.teslamotors.com/ 

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 (Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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