メルセデス・ベンツS300 ブルーテック ハイブリッドに採用される「エコ・サーモ・カバー」がEU委員会の承認を受けたことがダイムラーより発表されました。
このアイデアは、エンジンルームをカプセル化することで駐停車時にも熱を逃がさないようにするというものです。
エンジンを切ると、その熱はどんどん放出されていきますが、メルセデス・ベンツの「エコ・サーモ・カバー」はラジエーターグリルに設けたシャッターを閉めるなどしてエンジンルームの熱をできるだけ保持、再始動した際に暖機を速めることでリアル・ワールドでの燃費改善につなげるテクノロジーとなっています。
「エコ・サーモ・カバー」は、いわゆるモード燃費には関係ないということですが、冷間始動時のロスを抑えることで実際の燃費を改善(CO2排出量を低減)するものとして、 今後注目の技術となりそうです。
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(山本晋也)