デビュー以来、新型三菱ekスペース(日産デイズルークス)は販売絶好調。
一番の特徴は、スーパーハイトワゴンの高さと広さを活かした「家族に33の思いやり機能」でしょう。ユーザー目線で造り込まれた使い勝手が、評判を呼んでいます。特に子育て世代のヤングファミリーにとって、新型ekスペースは優しさに溢れたクルマに仕上がっているのです。
■特徴 :デザインも機能メカも個性明快
新型ekスペースには、優しいアイボリー内装の標準車と強面マスクとブラック内装のカスタムが用意されています。燃費はNAが26km/lと優秀、ターボも22.2km/lと健闘。電力回生の「アシストバッテリー」はNAだけに付き、ターボの設定はカスタムのみという割り切りも、個性明快でわかりやすいですネ。なお4WDは、全グレードから選択可能となっています。
■使い勝手 :家族に33の思いやり機能
運転席は、インパネ上部が低く座面が高いため、開放感抜群です。また「家族に33の思いやり機能」の代表格を見てみると、広大なリアシートにエアコンの風をおくるサーキュレーター(天井の送風機)は、室内高を活かした贅沢装備。またリアシートは260mmもスライドが可能で、フロントシートに近づけておけるため、お子さんの面倒見も安心で楽々。使って嬉しい思いやり機能が、充実してしているのです。
■バイヤーズガイド:最後発の商品競争力
新型ekスペースの価格帯は122.5万〜177.5万円で、ekワゴンに対して概ね12万高とリーズナブル。NAのオススメは標準車の「G」で、電動スライドドアやサーキュレーター、運転支援機能が付いてお買い得です。またカスタムで選ぶなら、NAとの価格差が約14万高と少し値が張りますが、装備もパワーも充実しているターボの「カスタムT」がオススメ。ちなみに4WDは、FF仕様の約12万高で選ぶことができます。
「三菱×日産」による軽自動車第1弾はトールワゴンのekワゴン、第2弾は軽規格で独自の進化を遂げてきたスーパーハイトワゴンの新型ekスペースでした。共に軽自動車市場のボリュームゾーンに繰り出した主力車種なのですね。そこで是非とも今後の企画では、EVやRVといった両社の得意分野を活かして欲しい。ドキドキ・ワクワクする新ジャンルの車種にも、チャレンジして欲しいと思います。
(拓波幸としひろ)