フランス生まれのコンパクト、トヨタ「アイゴ」がフルモデルチェンジ

ジュネーブモーターショー2014で、トヨタがAセグメントのコンパクトカー「AYGO(アイゴ)」のフルモデルチェンジを発表しました。 

アイゴは、PSAと共同でフランスで生産する欧州専用モデル。兄弟モデルといえるプジョー108、シトロエンC1も、ジュネーブモーターショーにて新型が登場しています。

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アイゴのデザイン・コンセプトは「J-Playful」。ジャパニメーションや音楽、ファッションなど日本の若者文化を消化、コンパクトカーに取り込んだということです。

エンジンは1.0リッター3気筒のガソリンだけのラインナップとなり、トランスミッションも5速MTを基本としているあたりも、欧州Aセグメントにターゲットを絞ったモデルらしいところといえそうです。

「x-wave」と名付けられたスペシャルモデルに、785mm×730mmの開口部を持つキャンバストップを採用しているのも欧州のトレンドに沿った仕様といえます。 

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インテリアでは7インチタッチスクリーンを扱いやすい位置に配した「x-touch」が特徴。ナビゲーションや各種SNSに接続するだけでなく、スマートフォンをミラーリングして操作することも可能となっています。

●新型アイゴ主要諸元
全長:3455mm
全幅:1615mm
全高:1460mm
ホイールベース:2340mm
車両重量:840-890kg
エンジン形式:直列3気筒DOHC
総排気量:998cc
ボア・ストローク:71.0・84.0mm
圧縮比:11.5
最高出力:51kW/6000rpm
最大トルク:95Nm/4300rpm
最高速度:160km/h
0-100km/h加速:14.2秒
燃料消費率:4.1L/100km(欧州複合モード)
二酸化炭素排出量:95g/km
トランスミッション:5速MT
タイヤサイズ:165/65R14<165/60R15> 

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シトロエンC1、プジョー108というベースを同じくする兄弟モデルと、また違った「J-Playful」な個性を持つ新型アイゴの登場です。 

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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