次期デミオの「跳(HAZUMI)」に見られるマツダのクルマ作りへの自信とは?

CX-5の「勢(MINAGI)」、アテンザの「雄(TAKERI)」、と漢字一文字でコンセプトカーを表現し、コンセプトカーの勢いそのまま躍動感あふれる市販車を次々と投入し、好評を得ているのはご存じのとおりです。

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そして、次期デミオである「マツダ跳(HAZUMI)」は、マツダのクルマづくりの柱となる「SKYACTIV(スカイアクティブ)」技術をはじめ、デザインテーマである「魂動(こどう)」、安全思想の「マツダ・プロアクティブ・セーフティ」、新世代カーコネクティビティシステム「マツダコネクト」などをCX-5やアテンザ、アクセラなどと同様に、「全部のせ」したコンセプトモデルです。

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さらに、次期デミオに投入される新開発の小排気量クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」も世界で初めて公開されています。

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「マツダ跳(HAZUMI)」に採用される「SKYACTIV-D 1.5」は、すでに先述したモデルで導入済みの新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」と同様に、高効率でクリーンな特性を誇りながら、トルクフルでレスポンスよく加速する走りを実現しているとのこと。

現在、鹿児島で開催中のプレス向けのアクセラ試乗会でも「次期Bセグメントにも期待してください」と自信を見せるマツダ。「安いクルマを安く作る」という方向性ばかりで革新性などの勢いが感じられない日本のコンパクトカーのクルマ作りに起爆剤となることが期待されます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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