ダイムラーと中国BYDの合弁会社が中国に年内にも投入するEV「DENZA」が公開され、そしてスイスの電機メーカーであるABB製の急速充電器も供給することが発表されました。急速充電器は壁掛け型で、電気自動車「DENZA」と同様にディーラーを通じて販売されます。
深刻な大気汚染に直面している中国では、EV普及のため技術革新を奨励し、高速充電器の導入に積極的です。世界最大市場となった中国自動車マーケットで、EVである「DENZA」と急速充電器を普及させることができれば大きなアドバンテージになります。
さらに、アメリカのベンチャー「フィスカー」を中国の大手自動車メーカーを買収へという一部報道もあります。
なお、「DENZA」は2014年の北京モーターショーで披露され、年内にも発売されるとのこと。
ドイツ勢では、BMWのi3やメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンなどがEVでも攻勢をかけており、三菱自動車や日産自動車がリードしてきた同市場でも競争激化は間違いないでしょう。
(塚田勝弘)