フォルクスワーゲン「タイグン」は背面タイヤ仕様でアジア初登場

インド・ニューデリーで開催されたインドオートエクスポにおいて、フォルクスワーゲンはコンパクトSUVのコンセプトモデル「Taigun(タイグン)」をアジアデビューさせています。すでに、2012年にブラジル・サンパウロのショーでワールドプレミアしているコンセプトカーですが、アジアデビューにあたって背面タイヤ仕様としています。

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新興市場をターゲットに、比較的アフォーダブルな価格帯を想定しているという4シーターのコンパクトSUVである「タイグン」ですが、ESCのような安全装備はきちんと備わっているということです。

また、リヤバンパーに開いた穴は左右出しのマフラーのように見えますが、排気口となっているのは左側だけで、右側は牽引フックを取り付けられるようになっているという遊び心あるフィニッシュとなっているのもユニークなところといえそうです。また、 背面タイヤ化に伴い、リヤウインドウは上ヒンジ、リヤゲートは横ヒンジで開くようになっているのも、アジアデビューにおける変更点ということです。

ラゲッジスペースは4座状態で280リッター、リヤシートをたたむことで996リッターまで拡大するとアナウンスされている「タイグン」。 ラフロードでのロードクリアランスを確保しながら、レジャービークルとして楽しめるスペースユーティリティも、インド市場にマッチしているといえるのでしょうか。

●フォルクスワーゲン Taigun 主要スペック
全長:3995mm(スペアタイヤ含む)
全幅:1728mm
全高:1605mm(ルーフレール含む)
ホイールベース:2470mm
車両重量:998kg
タイヤサイズ:205/50R17
エンジン形式:1.0リッター直噴ガソリンターボ
最高出力:81kW/5000rpm
最大トルク:175Nm/1500rpm
変速機:6速マニュアルトランスミッション
0-100km/h加速:9.2秒
最高速度:186km/h
燃費性能:4.7L/100km
二酸化炭素排出量:110g/km
燃料タンク容量:50L

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(山本晋也)

 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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