富士重工業が1958年の「スバル360」生産開始から56年間で国内生産累計2,000万台を達成したそうです。
これを記念して同社は生産工場で式典を開催。歴代のOBを前に吉永泰之社長が「スバル車を愛するお客様を始め、従業員一人一人がコツコツ積み重ねて来た地道な努力の賜物」と挨拶。
伊勢崎製作所(当時)での「スバル360」生産を皮切りに群馬製作所本工場、矢島工場、大泉工場を開設して「スバル1000」、「レオーネ」、「ジャスティ」などから「レガシィ」、「インプレッサ」、「フォレスター」などへと変遷。
富士重工業は民営の飛行機研究所を前身とする「中島飛行機」を起源に1945年に発足。 航空機製造経験を活かして1966年に世界初の量産FF車「スバル1000」を発売。
1992年に生産累計1,000万台達成、2003年には累計1,500万台を達成しています。
2009年に約700億円規模の赤字経営に陥った際、トヨタ自動車からの出資拡大を受け入れて事業を整理。2012年には軽自動車生産からの撤退を決断。(累計797万台)
その後、北米を中心に販売台数を伸ばし、2013年度通期で世界販売81万台、売上高2.3兆円(前年比+20.2%)、営業利益2,780億円(+30.9%)、営業利益率12.1%を見込むまでに成長。
同社はトヨタと共同開発で86/BRZをリリース後もインプレッサXVにHVモデルを追加するなど上手く波に乗り、昨年11月の東京モーターショー2013では新型スポーツツアラー「レヴォーグ」をワールドプレミア。
米ロサンゼルスオートショー2013では新型「WRX」(米国仕様車)を初公開。
また今年1月の東京オートサロン2014では独ニュルブルクリンク 24時間耐久レース参戦予定車として新型「WRX STI」を初公開した後、デトロイトモーターショーに同車の市販モデルを出展するなど、スポーツカー路線全開。
事業絞り込みや身の丈に合った経営が奏功、着実にブランド力を固めつつあります。
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