日本車勢、中国新車市場で独・米とのシェア争い激化!

CAAM(中国自動車工業協会)の発表によると、中国市場に於ける12月の新車販売台数は213.4万台(前年同月比+17.9%)で、単月として過去最高を記録した模様。 

また2013年通年では2,198.4万台(+13.9%)に上り、2010年~2012年にかけて販売が踊り場を迎えていたものの、再び成長が急加速し始めています。 

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これを国別に見ると、首位は中国車で722.2万台(シェア40.3%)を占めており、2位はVWを筆頭とするドイツ車で337.2万台(シェア18.8%)、3位が日系車で293万台(シェア16.4%)、4位がGMを筆頭とする米国車で222.1万台(シェア12.4%)、5位が韓国車で157.7万台(シェ8.8%)、6位がフランス車で55.3万台(シェア3.1%)となっています。 

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また日系車では日産が126.6万台(前年比+17.2%)、トヨタが91.7万台(+9.2%)、ホンダが75.7万台(+26.4%)、MAZDAが18.7万台(-0.2%)の状況。 

トヨタは中国に於ける販売目標の90万台を上回り、過去最高の販売台数を記録したもののフォードが93.6万台(前年比+49%)と大幅増となった為、先行を許す形に。 

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2013年度の販売状況を月別で見ると日産を始め、トヨタとホンダの販売台数が8月~12月にかけて急上昇しており、中国との政情問題によるダメージを脱して新車販売が回復途上にある様子が見てとれます。 

こうした背景から新聞報道によると、トヨタは2014年の販売目標を「110万台以上」に設定、「ヤリス」など小型車の販売を強化する方針と言います。 

またホンダも「アコード」の他に新型車を投入して「90万台以上」を目指す模様。 

日系ブランドは2013年通年の販売シェアで独系ブランドに外資系トップの座を譲ったものの、単月では11月に続いて12月度も引き続きトップの座を維持していることから2014年度は「日独米」による中国市場でのシェア争いに一段と勢いがつきそうな情勢となって来ました。

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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