“絵になるクルマ”というのは往々にして高額なスーパーカーだったり、あこがれのスポーツカーだったりして、なかなかフツーのひとの手に届くものではないことも多いですが、バイクの場合はクルマよりも“絵になるバイク”が意外と近い存在だったりします。
そういう意味では、バイクをモチーフにしたアートって親しみやすいんですよね。その気になれば買えないこともなかった名車とかってけっこうありますから。
これも、バイクを題材にしたアートです。アメリカで活躍するイラストレーター/広告ディレクターである日本人エンドウ・マコトさんの作品です。たいてい静止しているバイクを描いているだけですが、なんかバイク乗りの自意識や気持ちの昂ぶりみたいなものまで感じる力のある作品ですね。
そして描きかたもまたユニーク。なんと箸を使って描くのです。そこがバイク特有の荒々しさみたいなものを表現するコツでしょうか?
(まめ蔵)