2003年までメキシコで生産されたフォルクスワーゲン・ビートル(タイプ1)は、日本でもまだまだ見かけますが、中でもカブリオレが好き! という方も多いでしょう。
先日発表された「オートカラーアウォード」で「ファッションカラー賞」と「プロダクツCMFデザイナーズセレクション」をダブル受賞した「ザ・ビートル・カブリオレ」ですが、じつはカタログモデルではなく、今回特別仕様として設定された「ザ・ビートル・カブリオレ60’s」のエクステリア「デニムブルー」、インテリア「ブラック&アトランティックブルー」でこのふたつの賞を獲得しています。
今回は3台の特別仕様車が用意されています。大型車が多かった1950年代の北米で「Think small」などの斬新な広告展開による相乗効果もあり、ビートルは大ブレークを果たします。
現代に甦った「ザ・ビートル・カブリオレ50’s」は、ブラックボディとソフトトップ、クロームのホイールキャップ、赤と黒の2トーンのレザーシートなどにより上質なレトロ感を満喫できます。
1960年代入ると、北米で開花したヒッピー文化やフラワームーブメントはやがて日本にも流入。自由を手に入れた若者のファッションアイテムとしてビートルは独自の文化を確立します。こうしたイメージで企画された「ザ・ビートル・カブリオレ60’s」は、カリフォルニアの夏をイメージさせる爽やかさな水色が印象的。
そして1970年代になると、ビートルがT型フォードの生産記録を更新し、時代を超えて愛されるクルマであることを証明。ブラウン系のボディ色とベージュのソフトトップと内装、ディスクタイプのアルミホイールによる「ザ・ビートル・カブリオレ70’s」は、優雅でクラシカルな佇まいが魅力です。
なお、各車共通の標準装備として、バイキセノンヘッドランプやオートライト、レインセンサー、純正ナビゲーションシステム「712SDCW」、DSRC車載器、レザースポーツシートなどが用意されています。
今回の特別仕様車は「ザ・ビートル・カブリオレ50’s」、「ザ・ビートル・カブリオレ60’s」、「ザ・ビートル・カブリオレ70’s」の3台。価格は全車共通の388万円で、販売台数は各50台の計150台です。
■購入希望申込専用WEBサイト
http://web.volkswagen.co.jp/506070/2328.html
(塚田勝弘)