輸入車史上初となる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた7代目ゴルフに、ワゴンのヴァリアントが加わりました。269万5000円の「ゴルフ ヴァリアントTSIコンフォートライン」と、322万5000円の「ゴルフ ヴァリアントTSIハイライン」の2グレード構成で、来年1月6日から販売がスタートします。
ゴルフ同様に、「MQB」と呼ぶ最新設計モジュールを使い、クラストップレベルの安全性能を備えながら、最大で50kg軽量化を果たしています。
上級の「TSIハイライン」には、9つのエアバッグ、プリクラッシュブレーキシステムの「Front Assist Plus」、「マルチコリジョンブレーキシステム」、「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」、「アダプティブクルーズコントロール」、「レーンキープアシスト」という最新の安全装備がすべて標準で、「TSIコンフォートライン」も「アダプティブクルーズコントロール」と「レーンキープアシスト」がオプションになる以外は標準装備。
ボディサイズは先代よりも全長が30mm長い4575mm、全幅は15mm広い1800mmと長く広くなっていますが、全高は45mm低くなるなど、スポーティで伸びやかなプロポーションを獲得しています。
ワゴンだけに気になる荷室は、クラス最大級の605Lを確保し、専用レバーで後席を倒すと最大で1620Lという広大なスペースを確保できます。
エンジンは「TSIコンフォートライン」が105ps/175Nmの1.2Lの直列4気筒DOHCターボ、「TSIハイライン」が140ps/250Nmの1.4Lの直列4気筒DOHCターボで、ともに7速DSGとの組み合わせ。
燃費の向上も自慢で、「TSIハイライン」は先代から22.6%アップの19.5km/L、「TSIコンフォートライン」は、10.5%向上となる21.0km/Lに到達しています。
ライバルは、Cクラスステーションワゴンや3シリーズツーリングなどが考えられますが、ハッチバック同様に、クラスの新基軸を打ち立てるベンチマークになるのは必至です。
(塚田勝弘)