以前、ネジ以外はすべて手作りでV12エンジンの模型を作ってしまったひとの動画を紹介しました。スペインのパテーロさんという職人なんですが、そのひとがこんどはW18エンジンの模型を作ったようです。じっさいに単独で吸気、圧縮、燃焼、排気によって動くわけではありませんが、圧縮空気を送り込むことで作動するようになっています。
以前のV12のときはOHVだったので、今回はどうするのかと思いましたが、OHCになっていますね。カムの駆動はタイミングチェーンやタイミングベルトではなく、カムギアトレイン方式です。ロッカーアームの作動とかも見えるようになっていてたいへん興味深いです。
ボア×ストローク:14×10.25mmのエンジンで、部品点数469個。使ったネジの数は388個。かかった時間は1850時間だそうです。とにかく作りが美しいですね。V12エンジンを作ったときは、たしか孫へのプレゼントだったと思いますが、こんどのW18エンジンはどうするのでしょうか? クリスマスプレゼントだったら素敵ですね。
(まめ蔵)
関連記事
■ちゃんと作動する手のひらサイズの模型V12エンジン
https://clicccar.com/2012/02/20/115317/
■ホントに動く手作りの超小型V8エンジン
https://clicccar.com/2013/10/22/233592/
■せっかくのゴールデンウィーク、エンジンを自作してみませんか
https://clicccar.com/2011/05/01/19931/