日産が自動運転の実証実験を「高速道路上」で開始

今年8月にカリフォルニア州の大規模試乗会「日産360」で公開された日産自動車の自動運転試作車は、その後「CEATEC JAPAN」でも披露され、東京モーターショーでも展示されています。

Nissan’s Autonomous Drive Makes Japan Highway First

すでにナンバーを取得している日産は神奈川県の協力により、自動運転技術搭載車の高速道路での実証実験をさがみ縦貫道路で開始。

今回の実証実験は、神奈川県の地域活性化総合特区「さがみロボット産業特区」の重点プロジェクトで、さがみ縦貫道路の併用区間で実施されるものです。

Kanagawa Governor Yuji Kuroiwa

公開された実証実験には、志賀俊之副会長と黒岩神奈川県知事も出席し、志賀副会長は「さがみ縦貫道路における自動運転技術の高速道路実証実験は、神奈川県に強力なサポートをいただき、実現することができました。日産は、この実証実験を通じてさらに技術開発を進め、より安全で快適、かつ環境に優しいモビリティの実現に向けて、自動運転の早期実用化を目指したいと考えています」と語っています。

Nissan's Shiga and Governor Kuroiwa

主な機能は、車間距離制御、車線内走行、自動車線変更、低速車両の追い越し、自動合流、自動分岐、インターチェンジ走行で、車間距離制御や車線内走行はすでに実現していますが、それ以外は高速道路で欠かせない技術になるだけに、日産が高約する2020年の実用化に向けて、クローズドコースを出たリアルワールドでの成果に注目が集まります。

Nissan's Shiga and Governor Kuroiwa

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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