パナソニックがテスラモーターズに、2017年までの4年間に約20億セルのリチウムイオン電池を供給することが発表されていますが、日立オートモーティブシステムズでは日産の北米向けSUVである「パスファインダーハイブリッド」にリチウムイオン電池パックを納入することが発表されました。
ブースに展示されたリチウムイオン電池パックは、小型化に加えて、従来から4〜5倍の高出力が自慢で、日本で製造した電池セルを同社のケンタッキー工場で組み立てるというもの。
日立は1999年に世界に先駆けてリチウムイオン電池の量産を開始し、商業用ハイブリッドバスやトラック、乗用車向けに累計450万セル以上の電池を投入してきた実績があります。
ほかにも、スバル「レヴォーグ」に搭載される次世代アイサイト用のステレオカメラ、いまやCセグメント以上に欠かせない技術になりつつある「ベクタリングコントロール」や「電動パーキングブレーキ」などの走行制御システム、日立グループのクラリオンと共同開発中である「自動駐車支援システム」などの車載情報システムを強化し、「スマートカー」実現のため幅広い製品や技術で貢献する構えです。
(塚田勝弘)