ミドルサイズSUVのテスラ「モデルY」に、航続距離605kmのロングレンジ(AWD)を追加

■車両価格は、CEV補助金なしで676万600円

テスラ・モデルYに「ロングレンジ」を追加
テスラ・モデルYに「ロングレンジ」を追加

2023年4月4日(火)、テスラはミドルサイズSUVの「Model Y(モデルY)」に「ロングレンジ(AWD)」を追加しました。

一充電あたりの走行距離は605km(WLTC モード)で、「Model Y RWD(後輪駆動)」の507km、「Model Y パフォーマンス(AWD)」595kmと比べると、RWDモデルよりも約100km延びています。航続距離を最も重視するのであれば、まさに待望の追加といえるでしょう。

なお、RWD(後輪駆動)の0-100km/h加速は6.9秒。今回追加されたロングレンジ(AWD)の0-100km/h加速は5.0秒。パフォーマンス(AWD)は同3.7秒となっています。ロングレンジの5.0秒でもスポーツカー並の加速フィールを味わえるはず。

モデルYのリヤビュー
モデルYのリヤビュー

ベースはコンパクトセダンのモデル3で、モデルYのボディサイズは、全長4751×全幅2129(ミラー含む)×全高1921mm。ホイールベースは2890mm。後席足元も広く、大人4人でもゆったり座れるのが特徴です。

また、モデル3と同様に、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)のアセスメントで5つ星の安全性評価を獲得。安全性、パフォーマンス、最先端の安全装備を備えるほか、医療グレードの「HEPA(High Efficiency ParticulateAir)」フィルター搭載など、テスラならではのユニークな機能も搭載されています。

モデルYのコクピット
モデルYのコクピット

モデル3、モデルYは、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の対象になります。補助金を受給するには、対象車両を4年間保有する義務があります。また、CEV補助金は、登録後1ヵ月以内(消印有効、申請書提出期限に一部例外あり)に補助金交付申請書を次世代自動車振興センターへ提出することが必要。同補助金制度は予算がなくなり次第終了になります。

広々としたリヤシート
広々としたリヤシート

なお、一例として、東京都で購入する場合は、CEV補助金が65万円、東京都のZEV補助金は最大60万円(再エネ電力を導入しない場合は、金額が異なります)で、優遇額は合計で最大125万円になります。

●モデルY 価格/航続距離
「Model Y RWD(後輪駆動)」:583万4600円/507km
「Model Y ロングレンジ(AWD)」:676万600円/605km
「Model Y パフォーマンス(AWD)」:754万4600円/595km

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる