イケヤフォーミュラといえば市販車用のアフターパーツとして駆動系パーツやサスペンションアームなどを幅広くリリースしていることで有名な会社ですが、今回の東京モーターショーにはクルマ1台作って持ち込んできました。
IF-02RDSというこの車両、もともとフォーミュラカーでレースもやっていたイケヤフォーミュラのノウハウを注ぎ込み、鋼管パイプフレームからオリジナルで設計。もちろんオリジナルで製作したサスペンションアームやアップライトを組んで、自社のダンパーやLSDを組み込んでいます。エンジンはインテグラのものをベースにした4気筒ターボで、現在は300psくらい。でも500psくらいまではパワーアップの余地があるといいます。
トランスミッションはレース用のものを使っているのですが、独自の機構を組み込んで、シフトアップ時にトルクが途切れないシームレストランスミッションとしています。またダンパー類はプッシュロッドを介してサスペンションに取り付けられています。この車両、いちおうロードカーを目指して製作したものですが、現実的にはまだ未定だそうです。国産車として考えると困難な気もしますが、世界的に見るとパガーニやマクラーレンなどなど、ありえない話ではないはず。いずれ公道を走ってほしいですね。
(まめ蔵)