アキュラの最高峰RLX SH-AWDが初公開【ロスアンゼルスオートショー2013】

2013年11月20日~12月1日、東京モーターショーと同じタイミングで開催されるロスアンゼルスオートショーにて、ホンダはアキュラ・ブランドのフラッグシップとなる「RLX Sport Hybrid SH-AWD」をお披露目すること、システム出力についても具体的な数値を発表しています。

日本でも近い将来にレジェンドとして発売されるといわれるアキュラRLXのスポーツハイブリッドSH-AWDは、V6エンジンとモーター内蔵7速DCTでフロントを駆動、リヤは左右独立型モーターでコーナリング性能を高める電動四駆となっているのが特徴です。 

2014acura_RLX_SH-AWD

V8エンジンのパフォーマンスと4気筒エンジン並みの燃費性能を目指したというスポーツハイブリッドSH-AWD、気になるシステム出力(エンジンとモーターを合計した最高出力)は377馬力。

以前ホンダがアナウンスした数値でいえば、モーターの出力は、フロント用が30kW、左右独立したリア用がそれぞれ20kW程度で、モーターだけで70kW(約95馬力)以上。エンジンはベースとなったFWDのRLXが310馬力となっています。

基本的にはパラレルハイブリッドとなるスポーツハイブリッドSH-AWDですが、システム出力は単純にピーク性能を足したわけではなさそうです。 

なお、このRLXスポーツハイブリッドSH-AWDのシステムは、そのまま前後を逆転して次期NSXに使われるといわれています。 東京モーターショーではNSXコンセプトがホンダブースにて飾られますが、そこでは想定されるシステム出力は公開されるのか、気になるところといえそうです。

 

2013TMS_NSX

(山本晋也)

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる