レーシングカーの排気音はなぜあんなに迫力があるのでしょうか? いちばんの理由は消音してないからでしょう。ふつうのコンパクトカーのエンジンだって、排気管を消音器なしの直管にすれば、ものすごい音になります。ってことは、レーシングカーのようは音にするためには、消音効果を減らしたマフラーにしたり、消音器を取っ払ってしまうのが定石です。というか、ふつうに考えれば、純正マフラーを残したまま(切ったりせずに)、レーシングカーのような音を出すのはまず不可能です。
ところが、テールパイプの加工だけでレーシングカーのような音を実現するというこの動画。ナンバーを見ると「PL」と書いてあるのでポーランドでしょうか? わたくし不勉強なものでポーランド語はまるでわからないのですが、なにやらテールパイプにゴムのチューブを取り付けています。クルマは初代マイクラ(日本名マーチ)。なつかしいですね。
そしてエンジンを吹かしてみます。えー? こんなのレーシングカーサウンドじゃねーよ。と思っていると、そのゴムチューブをハサミでチョキッ。あれ、ちょっと雰囲気出てきた? もう1回チョキッ。えっ? そんな音が出ちゃうの? マジで? これなら、ちょっとカッコいいかも……。生音を聞いてみないとホントにレーシングカーっぽい音かどうかはわかりませんが、かなり予想外のエキゾーストノートが楽しめます。
ちょっとやってみたくなりますね。絶対やらないけど。
(まめ蔵)