新型フィットのスタートダッシュ好調、目標の4倍を受注

2013年9月6日に発売した新型コンパクトカー「フィット」「フィット ハイブリッド」。発表された販売目標は、1.5万台/月となっていましたが、発売後約1ヵ月での累計受注台数は、目標を大きく上回る6.2万台超となっていることがわかりました(2013年10月6日現在)。じつに、月間販売計画の約4倍となる好調なスタートを切っています。

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新型フィットのラインナップは、1.3リッターガソリンが126.5万円~174.9万円(JC08モード燃費:19.8km/L~26.0km/L)、1.5リッターガソリンは158万円~186.9万円(同:19.0km/L~21.8km/L)、1.5リッターのハイブリッドは163.5万円~193万円(同:31.4km/L~36.4km/L)となっています。ガソリンエンジン車にはFFと4WDを用意、ハイブリッドについても年内に4WDをラインナップ追加する予定ということです。

4WDの追加を待つまでもなく、ハイブリッドが人気の中心。比率でいうと、ハイブリッドとガソリンエンジン車は7:3の割合。そのハイブリッドの中でも人気グレードはLパッケージでハイブリッド内での構成率は43%、ついでFパッケージ(36%)、Sパッケージ(19%)となっています。

また、ガソリンエンジン車では1.3G・Fパッケージが45%の人気。同じく1.3リッターの13G・Lパッケージが34%、1.5リッターエンジンを積むスポーティグレードのRSも7%と、高い支持を集めています。

メーカーオプションでは先進性をアピールするLEDでヘッドライトの装着率が70%と高く、続いて「シティブレーキアクティブシステム」、「前席用i-サイドエアバッグシステム」、「サイドカーテンエアバッグシステム」をセットにした「あんしんパッケージ」が52%と多くのユーザーに選ばれているということです。

 

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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