井元貴幸 
取り回しのしやすい軽自動車は、今も昔も女性ドライバーには人気の車種ですが、現代の軽自動車は一昔前のモデルに比べ、リッターカーに迫る室内空間や動力性能を兼ね備え、さらには軽自動車の魅力の一つでもある低燃費技術も日々進化しています。
そんな軽自動車のなかでも、豊富なボディカラーや、多彩な収納スペースなど、女性ユーザーに嬉しい装備を満載した女性に人気のモデルをご紹介します。
◆第5位 ダイハツ タント
なんといっても室内空間の広さが魅力のタント。女子会などで4人で日帰り旅行に行ったり、沢山の買い物をしても後席へのアクセスがラクラク行えることが人気の秘密のようです。また、ライトローズメタリックやファインブルーメタリックなどポップなボディカラーから、ミスティックレッドやブラックマイカメタリックなど、シックなボディカラーまで幅広くラインナップされているのも特徴です。ダイハツタントは10月3日にフルモデルチェンジを予定していますが、新型はどのようなモデルになって登場するのか？トールワゴンの代名詞ともいえるタントのニューモデルにも期待です！
◆第4位 ホンダ N-ONE
ホンダの往年の名車、N360をモチーフとしたN-ONE（エヌワン）は、その愛らしいスタイリングが魅力。ボディカラーもツートンカラーを含めると、なんと16種類にも及ぶ豊富なボディカラーも特徴の一つです。自分だけの個性を演出したい女性にとっては、この豊富なボディカラーも人気の秘密となっているほか、意外だったのは販売台数の約30%をターボモデルが占めているとのこと。女性ユーザーでも動力性能を重視している方が、多くいることが伺えます。ターボエンジンを搭載したN-ONE Tourer(ツアラー）シリーズは、坂道の多い郊外や高速道路でもパワフルな走りでリッターカーにも引けを取らない走りが魅力です。
もちろん安全面でもサイドカーテンエアバッグや横滑り防止装置（VSA）をオプションで装備することが可能であるほか、衝突安全ボディや頚部衝撃緩和シートを全車に採用することで、軽自動車でも高い安全性能を備えていることが女性ユーザーからも支持されているようです。
◆第3位 スズキ アルトラパン
登場時より、女性をターゲットに開発されたアルトラパンは、随所にウサギをモチーフとしたデザインを取り入れ、かわいらしいデザインを好む女性ユーザーから支持を得ています。インテリアでもフォトフレームとして使えるインサイドドアハンドルガーニッシュをはじめ、豊富な収納スペースが魅力です。さらに、メーター内部のマルチインフォメーションディスプレイには季節で変わるウエルカムメッセージや、誕生日を設定しておくとバースデーメッセージが表示されるといった遊び心も満点です。
また、軽自動車初の紫外線（UV）約99％カット＆赤外線（IR）カットを実現した、プレミアムUV&IRカットガラスを、フロントドアガラスに採用しています。小柄な女性でも最適なドライビングポジションをとれるよう、シートリフターやチルトステアリング、シートベルトアジャスターを装備。車両感覚をつかみやすいBOX型フォルムとあいまって、運転の苦手な女性でも扱いやすいモデルとなっています。特に女性を意識した、専用の内外装を備えるアルト ラパン ショコラも人気となっています。
◆第2位 スズキ MRワゴン
きゃりーぱみゅぱみゅの「ひゃくぱーせんと！」のフレーズでお馴染みのMR（エムアール）ワゴン。アルト ラパンがかわいい系であるのに対し、MRワゴンは落ち着いた内外装で、大人の女性に人気のモデルとなっています。MRワゴンは、スズキ自慢の低燃費技術である、減速エネルギー充電システム「エネチャージ」、蓄冷エアコンシステム「エコクール」、さらに時速13キロ以下でエンジンを停止する新アイドリングストップシステムを搭載。JC08モードで30.0 km/L（L、X 2WD車）を達成し、全車が免税対象車です。
シックな印象のなかにも女性らしさを演出するアクセサリーもMRワゴンの特徴。ディーラーオプションにはCMキャラクターとして登場するリトルミイをあしらった、フロアマットやリモコンキーカーバーなどを展開しています。ボディカラーは明るい印象のシャンパンピンクパールメタリックのほか、シックでありながら女性らしさを演出できるカシスピンクパールメタリックの2色のピンク系をラインナップしている点も、女性の支持を得てるポイントといえます。
◆第1位 ダイハツ ミラ ココア
ダイハツが女性をターゲットとして開発した軽乗用車がミラココア。扱いやすく、見切りのよいボディは運転の苦手な女性ユーザーにも人気となっています。オートカラーアウォード2013ファッションカラー賞を受賞した、ムーズピンクパールを含めた全6色のポップなボディカラーや、豊富な収納は女性ユーザーをターゲットとしたモデルならではの仕上がりとなっています。ミラココアのユーザーのうち、実に約80パーセントが女性ユーザーという点も、女性からの人気が伺えます。
また、停車前にアイドリングストップを作動させるエコアイドル機能によりJC08モードで26.0ｋｍ/Lの低燃費を実現しています。女性向けの装備として、サイドシルの形状を独特の形状とした、足抜きスムーズステップは、まさに女性の為の乗降性を考えたアイデア装備といえます。一部グレードに装備される、デオドラント機能付きシートやプラズマクラスター付エアコンなど、女性に嬉しい装備を設定しているのもミラココアが女性に支持される理由といえるでしょう。
（井元 貴幸）
