1966年11月に誕生した、トヨタのポピュラーモデル「カローラ」が、46年9か月を経た2013年7月に、全世界での累計販売が4000万台に達したことが発表されています。
長年、国内でのセールスランキングでトップだったカローラ、いかにも日本特有のモデルという印象もありますが、1968年には北米市場へ輸出を開始。いまや世界150以上の国と地域で販売、日本を含む15の生産拠点により製造されているグローバルカーになっているのです。
さて、この4000万台という数字、カローラと名前のつくモデルすべての合計。国内でいえば、カローラアクシオ、カローラフィールダー、カローラルミオンという現行モデルに加えて、カローラセダン、カローラバン、カローラクーペ、カローラレビン、カローラハードトップ、カローラリフトバック、カローラワゴン、カローラFX、カローラセレス、カローラスパシオ、カローラランクスといったモデルが存在していましたが、はたして何台のカタチを覚えているでしょうか。
また、グローバル展開しているカローラだけに、仕向地・市場ごとに適したカタチへと進化しています。
日米欧の各市場向けでは、同じカローラという名前でもまったく異なるルックスになっています。カローラ累計4000万台を記念して、それぞれのカローラが、初代カローラと2ショットを撮っていますが、どの地域向けのカローラが初代の雰囲気に似ていると思いますか?
現在、カローラのチーフエンジニアを務める安井慎一さんは、「カローラは世界中のお客様に育てていただいたクルマ。今後もカローラDNAを進化させ、お客様に笑顔になっていただけるよう、クルマづくりに邁進します」と言っているように、姿カタチは違っていても、すべてのカローラが、『良品廉価』というDNAを受け継いだモデルということです。
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(山本晋也)