十勝のちょっと変わったコースで86を操るには?【86/BRZレース参戦記13】

ついに86/BRZレースも後半戦に突入します。残りは3レースで、北海道の十勝、九州のオートポリスと続いて、最終戦がツインリンクもてぎという予定になっています。

十勝スピードウェイは、かつて24時間レースが開催されるほど、北海道のモータースポーツの中心的存在です。コースは1周3.4kmで、回り込んだタイトコーナーが多く、しかも右コーナーがほとんどという、ちょっと変わったレイアウトになっています。
tokachi_2

前戦岡山で、待望の1ポイントを獲得したDTECチーム・マスターワンは、また細かなセッティングを積み重ねて、北海道での戦いに臨みます。タイトなコース、そして雨という条件は、DTECチーム・マスターワンと坂本選手にとって、SUGO/岡山とこれまでいいレースをしてきました。

そうなんです、今回のレースもまた、雨が予想されるのです。台風18号の影響で、またもや雨が確実なのです。
今回の十勝は1Dayレース。つまり午前中に予選を戦って、午後にレースをするという、日曜日だけのレースイベントなんです。

SEP14-00558

「なかなかいい感じで来てるんじゃないかな」
額田プロジェクトリーダーの表情が、少し穏やかな感じなのは、岡山でポイントをゲットしたからだけではないのです。土曜日の練習走行でも、坂本選手は安定したタイムを記録。岡山で使ったすでにライフを終えていたタイヤを使ったので、タイム自体は良くはありませんでしたが、仕上がりはいいようです。
「感触は悪くないですね。マシンの状態はいいと思います」 
坂本選手のコメントも、いい感じです。幸いなことにレース前日となる土曜日、しっかりと練習走行をすることができました。セッティングを修正していっただけでなく、予選のシミュレーションも実施できました。
tokachi_1

 珍しいほどに、準備万端のDTECチーム・マスターワンです。ただし、雨への対応だけが、ちょっと不十分かな??

 (岡村神弥)