トヨタ86 v.s. ハチロクの結果は???

ハウステンボス特設会場で開催されたD1GP2013シリーズ第5戦で、注目の対戦が見られました。

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最新鋭の国産ライトスポーツのトヨタ新型86と、その車種名の語源ともなったトヨタカローラレビン/スプリンタートレノのスポーツタイプを呼ぶハチロクが準決勝でぶつかり合うことになりました。

しかも、どちらもチームアップガレージの車両、日比野選手の86と松川選手のハチロクです。

文字で書くと86とハチロクですが、読んでる人にとっては「はちろく」ですね。

ハチロクの復活と言ってもいいトヨタ86の登場は、先日連載が終了した頭文字D(イニシャル・ディー)の主人公が乗っていたスプリンタートレノのAE86型が人気となったのもひとつの要因でしょう。そのDとはもちろんドリフトのDのハズです。

その86とハチロクはドリフト抜きに語れないといっても過言ではないわけですが、それが世界に発進するD1GPで新旧対決が実現したというのですから、これは注目せずにいられません。

熟成の域に達したハチロクのほうがコントロール、クルマ作りともに有利だったと思いますが、このところ新型86もかなり進化をとげ、相当にいい走りを見せるようになっています。

D1GPの勝負は、2台のクルマが前後して走り、後ろのクルマがいかに前走車を追い詰めるように走るかがポイントですが、今回は日比野選手の新型86が勝利しました。

その後、日比野選手は決勝に進み、優勝を決めました。

D1GP_huistenbosch_upgarage86

新型86としては他のチームも含め初となりました。

D1GPは、次回11月9日(土)、10日(日)お台場で最終戦が開催され、2013年のシリーズチャンピオンが決まります。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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