ホンダのミニバン「オデッセイ」が北米の衝突試験で最高評価【動画】

アメリカIIHSが独自にはじめた衝突安全試験「スモールオフセット衝突(スモールオーバーラップテスト)」は、時速40マイルでの運転席側25%オフセット衝突させるというもの。

かなり、厳しいテストのため、多くのクルマが乗員保護性能で最良の「グッド」評価を得られずにいますが、このテストでは好結果を出しているホンダは、なんとミニバン『オデッセイ』でもグッドを獲得、トップセーフティピック+と評価されたということです。

ただし、オデッセイといっても日本で販売しているものとは異なる、スライドドアの北米仕様のミニバンです。

次世代の安全基準として話題を集めているスモールオフセット衝突、高級セダンとして高いブランド力を持つ、メルセデス・ベンツやアウディ、レクサス が最低評価となるなど、その対応の難しさも言われていますが、ホンダはシビックやアコードに続いて、ミニバンでもスモールオフセット衝突での高評価というわけです。

日本でもスライドドアのミニバンというと、どこか衝突安全性に不安を感じるという向きもあるかもしれませんが、この厳しいテストでもリヤドアが開くことなくキャビンを守っている様子を見れば、スライドドアだからという理由だけで、衝突安全性を不安に思う必要はなさそうです。

 2014_Honda_Odyssey_Small_Overlap_Crash_Test

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 (山本晋也) 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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