F1が今年も鈴鹿にやって来ます。鈴鹿サーキットでのF1開催は今年で25回目という記念すべき大会。これだけ続くと、F1日本グランプリといえばやはり鈴鹿というイメージが強いのは私だけではないはずで、今年3月にはFOWCとの間で2014年から5年間のF1開催の基本合意に至っています。ということは、ホンダの勇姿を鈴鹿で目撃できるというわけで、ひと安心!というのがファン心理でしょう。
今年のF1日本グランプリは、フリー走行の10月11日(金)〜決勝の13日(日)までですが、10月10日は特別ピットウォーク、14日(月/祝日)には、F1ファンミーティング(GPエントランス)や関係者トークショー(グランドスタンド前 特設ステージ)、決勝プレイバック上映(大型ビジョン/10:45〜12:15を予定)など多彩なイベントが予定されています。
中でも80年代後半からF1を見始めたファンなら見逃せないのが、日本人初のF1フル参戦ドライバーである中嶋 悟氏のF1マシンデモランやトークショーなどのイベントで、08年と09年にF1フル参戦を果たした中嶋一貴選手、SUPER GT500とスーパーフォーミュラに参戦中の中嶋大祐選手も来場します。さらに初の中嶋悟氏の歴代F1マシン全てが揃う展示もあります。
中嶋ファミリーによるデモランの走行予定マシン(日時、詳細は後日発表)は、ロータス101、ティレル019。
11日〜13日のGPスクエア内に展示されるマシンは、キャメルイエローが懐かしいロータス99(1987年)、ロータス100T(88年)、ロータス101(89年)、ハイノーズが特徴のティレル019(90年)、ティレル020(1991年)です。
こうして中嶋 悟氏のマシンを振り返っているだけで、懐かしく感じるという方も多いはずですが、F1日本グランプリのホームページ(下記参照)では、「F1日本グランプリ語り継ぎたい24レース」と題して過去24回のレースを紹介。ネルソン・ピケvsナイジェル・マンセル、アイルトン・セナvsアラン・プロスト、ミハエル・シューマッハvsミカ・ハッキネンなどのライバル対決や鈴木亜久里氏の日本人初表彰台など、懐かしく振り返ることができます。
かつて学生だったり子どもだったりした人は、今年は奥さんや子どもと一緒に鈴鹿に出かけてみてはどうでしょか?
なにせF1ほどTVと生での観戦に大きなギャップがあるスポーツやモータースポーツはないかもしれません。圧倒的なサウンドとあのスピード! 子どもを驚かせようと思っていたら、久しぶりのF1観戦にはしゃいでしまう父親。でもそんな姿を見せるのもいいかもしれませんよ。
■鈴鹿サーキット「F1日本グランプリ」
http://www.suzukacircuit.jp/f1/
(塚田勝弘)