奥尻島ドライブ1泊2日モデルコース【1日目】

8月も残りわずか。中には、夏休みが終わって気が抜けてしまっている人もいるのでは? しかし、来月9月には2週にわたって3連休というシルバーウィークが控えています!この夏、暑すぎてどこにも行かなかった…という方にオススメするのが初秋の奥尻島です。

奥尻島は1993年に発生した北海道南西沖地震からまる20年の節目を迎え、今年は特に「漁業と観光の島」として力を入れています。

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奥尻島のシンボル・鍋釣(なべつる)岩は奥尻港から南へ約500m。 今回はモデルコース紹介ということで、観光スポットやご当地グルメなどはまた後日まとめますね。

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奥尻島へは、ハートランドフェリーが瀬棚(せたな)もしくは江差から出航しています。ちなみに車はバックで乗船します!

江差~奥尻島:約2時間20分、せたな~奥尻島(9月30日まで):約1時間35分。全長6m未満の普通乗用車なら、片道料金で往復できるキャンペーンを実施中!(10月31日まで)

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5〜10月は毎日うにまる君がお出迎え。雨の日はターミナルの中にいます(笑)

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まずは海を右手に眺めながら反時計回りに道道39号線を北へ約7km、最初の観光スポットは【宮津弁天宮】です。坂を上りきったあたりの右側に駐車場とトイレもあります。勾配のきつい階段を下りて上っていくと、素晴らしい眺望が。

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宮津弁天宮から見た宮津漁港。漁港からも歩道があり、上の写真の鳥居のあたりで繋がっています。つまり漁港から歩いて来れば、急勾配の階段の上り下りが半分で済みます(笑)

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宮津弁天宮から更に北へ約4km、稲穂岬にある賽の河原へ。すみません、写真が「いかにも」な感じで…。海水浴場やキャンプ場もあって、そんな怖い場所じゃないんですよ。「なべつるカレー」で知られるお食事処「さくらばな」もここにあります。

稲穂岬から稲穂漁港〜滝ノ潤岬方面は一部が未舗装で道幅も狭いのでおススメできません。いったん宮津弁天方面に戻って、宮津小学校から町道桜木線へ入ります。

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宮津小学校から約5km、球島山展望台(標高369.3m)です。駐車場は普通車で10台程度、トイレはありません。展望台までは緩い丘を登ると思ってください。この写真は6月中旬で、まだツツジが咲いていました。

球島山から約500mほどで、海側からの道道39号線と合流。球浦開拓地区あたりは狸の出没率が高いので気をつけて。

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合流地点から約5kmで自然観察林【奥尻21世紀復興の森】があります。駐車場と、簡易トイレが1つ。全長約3kmの遊歩道は、ゆっくり歩いて1時間くらいです。散策好きな方は、奥尻島内にフットパスコースが4カ所(奥尻港周辺/稲穂岬周辺/神居脇周辺/奥尻空港周辺)あるので是非、制覇してみてほしいです。

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復興の森から4〜5km走るとところどころ視界が開けて海が見えてきて、幌内からは日本海を眼下に北国岬、屏風立岩などを眺めながらの絶景ルート。

幌内から坂を下りきると、本日のゴール・神威脇に到着。奥尻港から約23km(稲穂岬は入れず)の道のりでした。内訳は奥尻港←11km→稲穂、奥尻港←7km→宮津←18km→神威脇です。

島内で唯一の入浴施設である【神威脇温泉保養所】はカルシウム・ナトリウム – 塩化物泉(中性低張性高温泉)で、源泉掛け流し。地元の方が多く利用される1階の熱めのお風呂と、夕陽が一望できる2階のお風呂があります。2階の方が温(ぬる)めと言っても充分な温度です。入浴料は大人420円/子ども160円。4月~10月は無休、11月~3月は第1・3火曜日が休みとなります。

また、高台にある【湯の浜温泉ホテル緑館】でも日帰り入浴が可能(大人 800円/子ども500円)で、神威脇漁港が一望できる無料の足湯もありますよ。

明日は神威脇から青苗岬を廻って奥尻港までを紹介します。

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(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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