米調査会社「Autodata」が8月2日に発表した7月度の米国新車販売台数は前年同月比で大幅増となる131.5万台(+14.0%)となっています。
米経済が回復基調に有ることや、自動車ローンが低金利で組み易いことも追い風となっている模様。
中でも日本勢が好調で、ブランド別に見るとトヨタは19.3万台(+17.3%)を販売して第2位、ホンダは14.1万台(+20.9%)で第4位と、それぞれ前年同月比で大きな伸びを示しており、日産も10.9万台(+10.9%)で第6位と健闘。
米ビッグスリーも好調で、GMが23.4万台(+16.3%)を販売して首位、フォードがトヨタに続いて19.3万台(+11.3%)で3位、クライスラーがホンダに続いて14万台(+11.1%)で5位といった状況。
一方、車名別TOP20でも日本車が上位を独占しており、トヨタは3位のカムリ(3.5万台)、10位のカローラ(2.4万台)、12位のプリウス(2.3万台)が引き続き好調で、新型RAV4(1.9万台)も15位にランキングされています。
ホンダは4位のシビック(3.2万台)、5位のアコード(3.1万台)、8位のCR-V(2.7万台)が好調。 日産は7位のアルティマ(2.9万台)に加えてローグ(1.7万台)が18位に初ランクイン。
2013年1-7月の米国新車販売台数累計でトヨタは165.4万台(+9.1%)で首位のGMや148.3万台(+12.9%)で2位のフォードに続いて130.2万台(+7.5%)で現在3位のポジション。
同社は2013年度のグループでの世界販売目標を996万台(+2%)に設定しており、世界生産では1012万台(+2%)を予定。
本年上期の世界販売累計台数では既にGMを抑えて首位につけており、通年での世界販売トップの座を維持する為にも、販売が好調な米国市場で更に売上げを伸ばしたいところ。
米国製の大型ピックアップ トラックやSUVが販売の上位を占めていることから、 同社は2014年後半にかけて大規模な設備投資により、大型SUVの新型「ハイランダー」増産体制を構築する模様。 販売台数が上昇中の新型RAV4と併せて何処までSUV攻勢がかけれるかが注目されます。
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