2012年のマイナーチェンジで最新のベンツ顔になったGLKクラス。個人的には、顔つきも含めてデビュー直後はややパッとしないスタイリングに見えましたが、マイチェン後はスタイリッシュで、スポーティな雰囲気に惹かれます。しかも乗り心地はメルセデスのSUVでもかなり良好な部類(またも個人的には一番!)に入るもので、乗る度に感嘆させられます。
もっと売れていいはずですが、FRベースの4MATICだけなので左ハンドルのみの設定、そして、全長4550×全幅1840×全高1670mmというミドルサイズSUV(輸入車ではコンパクトSUV)には、BMW X3やアウディQ3などのライバルがひしめくためか都心での遭遇率はあまり高くないですね。
今回100台限定で設定された「GLK 350 4MATIC Edition SCHWARZ」は、ドイツ語で「黒」を意味する「SCHWARZ」のネーミングどおり、オブシディアンブラックの外装色、ハイグロスブラックペイントペイントが施された専用20インチAMG 5ツインスポークアルミホイールが目を惹くブラックづくしのエクステリアになっています。
インテリアも当然ブラック内装で、インテリアトリムはブラックアッシュウッド、ブラックのレザーシートを装備。魅力はブラック内装だけでなく、精悍なスタイリングが印象的な「AMGスポーツパッケージ」をまとっています。
ボディサイドにはSUVらしいアクセントが付加され、乗降性も向上する「ラバースタッド付ステンレス製ランニングボード」を装備し、前席の電動ポジション設定やイージーエントリーなど利便性を向上する「メモリーパッケージ」も用意するなど、通常はオプション設定の人気装備を大盤振る舞い!
さらに安全装備も強化されており、5つのミリ波レーダーセンサーとモノカメラを使い、前方や左右後方の車両との衝突の危険を低減する「レーダーセーフティパッケージ(Radar Safety Package)」をGLKクラスとして初めて装備されているのも朗報。
ノーマルの「GLK 350 4MATIC」は599万円ですが、上記の装備を搭載して価格は684万円。85万円のアップはかなり高く感じますが、装備内容を考えると決して割高ではなく、いまGLKを狙うなら100台限定の「GLK 350 4MATIC Edition SCHWARZ」でキマリでしょう!
(塚田勝弘)