トヨタ自動車が7月26日、上期(1~6月)のグループ世界販売台数が491.1万台に達したと発表しました。
これにより、GMの485.3万台、VWの470万台を抑えて2年連続世界販売で首位に。
トヨタグループの上期の国内販売累計台数は117.1万台(世界販売の23.8%)、国内生産は217.6万台(世界生産の43%)で年間国内生産300万台超えは確実な状況。
そうした中、日経新聞によると、トヨタが26日に米インディアナ工場で生産しているSUV「ハイランダー」の生産能力をさらに増強すると発表した模様。
米国ではピックアップトラックやSUVの販売が増加傾向で、フォードやGMなどでも増産の動きが広がっていると言います。
上期に於ける米国新車販売台数トップ20を見ると、確かにフォードとシボレー(GM)のピックアップトラックが1位・2位を独占しており、5位のダッジ(クライスラー)共々、前年比で20%を超える大きな伸びを示しています。
今のところ、上位に食い込んでいる日本ブランドのSUVはホンダのCR-Vのみ。
トヨタのインディアナ工場の生産能力はミニバン「シエナ」やSUVの「セコイア」を含めて現在年間30万台。
トヨタはこうした北米でのSUVの需要拡大を受けて、同工場の生産能力を当初+5万台増強する計画だったようですが、今回更に3000万ドル(約30億円)を追加投資して2014年後半に+6.5万台(36.5万台/年)まで引き上げると発表。
上期で10万台以上を販売して現在19位に付けている新型RAV4と併せて、新型ハイランダーを米国SUV販売の上位に食い込ませたいという同社の思いが窺がえます。
日産も「パスファインダー」やインフィ二ティブランドで「EX」、「FX」、「JX」などの米国専用SUVを発売しており、まもなく「ローグ」が追加投入される模様。
一方、日本でも3代目となる「ハリアー」が今冬、投入される予定で、噂される今後の新型RAV4国内導入と併せて、スタイリッシュなSUVが再び注目されることになるかもしれません。
■TOYOTA USA ハイランダー2014モデル
http://www.toyota.com/upcoming-vehicles/highlander.html
■TOYOTA USA RAV4 2013モデル
http://www.toyota.com/rav4/#!/Welcome
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