日本自動車販売協会連合会によると、2012年5月にフルモデルチェンジしたカローラシリーズの2013年上半期(1-6月)販売台数は4万台で、同社の中ではプリウス(13.2万台)、アクア(13.2万台)、クラウン(4.8万台)、Vitz(4.6万台)に次ぐポジションとなっています。
カローラシリーズの月間販売目標台数はアクシオが3,000台/月、フィールダーが4,000台/月の計7,000台/月で設定されていますが、発売3ヶ月後には既に目標台数を切り始め、半年後の昨年末には4,800台/月ペースまで落ち込む事態に。
HVや軽自動車に人気が集中する中、販売が伸びず苦戦しているようで、春先にやや持ち直したものの、現在も計画を1,000台ほど下回る6,000台/月ペースで推移中。
そんな同シリーズに「活」を入れるべく、トヨタ自動車が2013年8月6日(予想)にプリウスの燃費を上回るHVモデルを追加するようです。
7月13日の日経新聞報道によると、価格/燃費はプリウス(217万円~/32.6km/L)とアクア(169万円~/35.4km/L)のほぼ中間(アクシオ 192万円台、フィールダー 208万円台/33.0km/L)となる見通しで、エコカー補助金終了で苦戦が続く国内販売をテコ入れする計画とか。 排気量は1.5Lとなるようです。
エクステリアデザイン、サイズとも異なる米国モデルでは同期間で4倍の16万台を販売しており、地味感が否めない国内モデルとの差は歴然。
さらに米国では次期モデルが発表されており、一気にスタイリッシュに変貌した外観が話題に。大幅な軽量化で燃費向上を果たしており、HVモデルの設定は無い模様。
国内カローラの顧客層が高齢化している事を理由に、潔くコンセプトも割り切ってしまった感が強い現行モデルですが、米国モデルのニュースを見た日本の顧客層からはその余りの仕様差に国内モデルの方向性を疑問視する声も出ているようです。
何れにしてもHV追加で何処まで国内モデルの販売向上に繋げることができるかが注目されます。
■日本自動車販売協会連合会Webサイト
http://www.jada.or.jp/
■トヨタ カローラ アクシオ/フィールダー Webサイト
http://toyota.jp/corollaaxio/index.html
http://toyota.jp/corollafielder/index.html
■米国トヨタ カローラ Webサイト
http://www.toyota.com/corolla/#!/Welcome
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