鮮度を保つためか、増殖し続けるMINIシリーズ。デザイン・パッケージも数多く、こうしたデザイン・パッケージやアクセサリーなどを装着することで、隣のMINIとはひと味違った、自分だけのMINIに仕上げられることが多くのファンを獲得している理由のひとつといえるかもしれません。
「クラブドア」と呼ぶ右側のみ観音開きの左右非対称ドア、観音開きのリヤゲートをもつ「MINI CLUBMAN」の「Cooper Clubman」と「Cooper S Clubman」に加わったのは、ジュネーブモーターショーでも披露されたデザイン・パッケージの「ボンド・ストリート・パッケージ」。
ロンドンを訪れたことのある人なら知っていると思いますが、ボンド・ストリートは、MINIの生まれ故郷である英国はロンドンの、中心部ウエストミンスターにある街路で、ロンドン有数の高級ブランドがひしめくショッピング街であり、観光地でもあります。
ボンド・ストリート・パッケージは、名称のとおり多くの専用パーツを装着することでその世界観を堪能できるという、少々マニアックな仕様になっています。
シックな印象のミッドナイト・ブラックの外装色をはじめ、レザー・ラウンジ・ディープシャンパン、クロームライン・インテリア、クール・シャンパンボンネット・ストライプ、インテリア・サーフェス・ディープ・シャンパン、レザー仕上げダッシュボードなどのほかに、レインセンサーという実用装備も用意しています。
また、「Cooper S Clubman」に標準のホワイトターン・シグナルライトがこのパッケージで「Cooper Clubman」にも装備されます。
価格はクーパー クラブマン用が35万円、クーパーSクラブマン用が28万円。BMW傘下になっても英国オックスフォード工場で生産されるMINI。まだまだ快走が続きそうです。
(塚田勝弘)