GMとホンダが次世代燃料電池システムを共同開発へ!2020年頃の実用化を目指す

2015年にトヨタがFCVを500万円台で投入する、という一部報道がありますが、「スマートエネルギーウィーク2013」の展示会でトヨタのFCV開発主査に伺うと、「2015年といっても年末ではだめ」、価格は言えないながらも「500万円台と簡単に言いなさんな」という顔を思い出します。

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いずれにしてもコストが下がってきたのは間違いなく、各メーカーともさらにコストをどう下げるか、巨大なタンクが必要な水素をどう積むか、こうした課題に直面しています。膨大な開発費を単独でまかなうのはどのメーカーも大変なはずで、単独主義と思われたホンダはGMとFCVの共同開発で正式に手を結ぶことになりました。

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GMとホンダはFCV開発において、フリートテスト(実証試験)やリース販売などを通じてとくにアメリカでは最先端を行っており、両者は2002年から2012年において燃料電池の米国特許を1200以上保有し、1-2位を占めているそうです。

今回の提携では、こうしたお互いの知見を共有することで、FCVの大きな課題である小型・軽量化を実現した低コストの燃料電池と水素貯蔵システムを開発するのが第一の狙い。両社のスケールメリットを活かしたコストダウンが第二の狙いだといいます。

GMの会長兼CEOのダン・アンカーソンは、「GMとホンダの燃料技術電池におけるリーダーとしての強みがあってこそ成り立つ共同開発」とコメントを発表し、ホンダの伊東社長は、「ガソリン車並みの航続距離や短い充填時間などを確立するため、両社の得意技術を融合させたい」とコメント。

ホンダは2015年に「FCXクラリティ」の後継車を日本、米国、欧州で発売する予定で、GMのFCVの生産計画は今後発表されるとのこと。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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