いまトレンドの薄型オンダッシュ・モニター。新型マツダ「アクセラ」にも採用か?

既報のとおり、MAZDAが6月27日、今秋発売予定の新型「アクセラ(MAZDA 3)」のデザインを公開しました。

エクステリア全体に同社の「魂動」コンセプトが取り入れられており、現行比で40mm拡幅、全高を15mm下げたことで見た目に安定感の有る外観となっています。

MAZDA アクセラ

今回公開されたのは5ドアハッチバックモデルですが、国内向けには同社初となるHVシステムを搭載したセダンも設定されているようです。 

インテリアは高級感が漂っており、中でもインパネ上の洒落た薄型モニターが目を引きます。 新型メルセデスベンツ「Aクラス」やVW 「uP!」等と同様のオンダッシュタイプで、iPAD風のスッキリしたデザインにも好感が持てます。

MAZDA アクセラ

かつてV35型スカイラインや先代のボルボV70、S80、S60等でもオンダッシュ・タイプのNAVI用モニターが設定されていましたが、当時はまだ液晶パネルのバックライトがLEDでは無かった為にモニター本体が分厚く、NAVIを使用しない際は格納出来る構造になっていました。

日産スカイライン(V35)Volvo V70

モニターの上下昇降機構にコストがかかる為か、現行モデルでは両車共にメータパネル内に組込まれた通常の固定式モニターに変更されています。

その後、LEDの普及でモニターが薄型化されたことで「Aクラス」やVW 「uP!」のようにインパネ縦面にオーバーラップさせた見栄えの良い設置が可能に。

 メルセデスベンツ AクラスVW uP!

これにより、モニターを運転視界の邪魔にならない高さに配置可能になったという訳です。 ちなみに新型アクセラではインパネ上面に凹部を設けてモニター高さを最適化している模様。 

オンダッシュ・モニターの最大の利点は何と言って視線移動が少ない点。安全上の観点から視線を前方視界から大きく下方に移動するのはとても危険。 

今後は国産車でもこのタイプのモニター配置が増えて行くものと予想されます。

 (Avanti Yasunori) 

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この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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