フォルクスワーゲン「パサートTDI」が全米一周の省燃費ギネスレコードを樹立

フォルクスワーゲンUSAは、6月9日にスタートした、パサートTDI(ディーゼル)による全米一周のエコランチャレンジが6月24日にゴールしたことを発表しました。

 Jon Browning, Bob Winger, Wayne Gerdes

全行程8122マイル(約1.3万km)を走行したパサートTDIが使った燃料は104.94ガロン(約397L)、ギネスレコードとなる77.99mpg(約33.15km/L)を達成しています。以前のレコードが67.9mpgだったといいますから、大幅に記録更新となりました。

また、このパサートTDI・6MTのカタログ燃費は、シティモードで31mpg、ハイウェイモードで43mpgといいますから、カタログ値を大きく上回る実燃費を達成したというわけです。

この記録には、ドイツのコンチネンタル社によるエコタイヤ「ピュア コンタクト」も大きく貢献しているといいます。

なお、このワールドレコードを生んだエコドライビングのコツは、制限速度以下で経済速度を維持すること、タイミングを外した加速などで赤信号に引っかからないようにすることだそうです。こうしたノウハウはアメリカに限らず、日本でもエコドライブにつながるといえそうです。

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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