平均寿命はもとより、高齢化のスピードなど世界で一番の高齢化社会といわれている日本。
当然のように高齢者のドライバーも今後、ますます増えていきます。
今回は、運転しやすいサイズはもちろんいろいろな高齢者にフィットするクルマを考えてみました。
トヨタ
プレミオ/アリオン
高齢者にとって運転しやすさ以外に重要視されるのは周りからの見た目。とくに冠婚葬祭時にフォーマルさを求められてしまいます。そんなとき便利なのがセダンですが、一押しなのはプレミオ/アリオンです。
発表されてから時間はたっていますが、ボディサイズも大きすぎず、そして小さくない5ナンバーサイズ。使い勝手の良さや運転のしやすさは数あるセダンのなかでもいまだトップクラスといえます。
ホンダ
N BOX+
高齢になると自らやパートナーが介護を必要とする生活になる可能性がでてきます。車いすになった場合、当然クルマも車いす仕様車に買い換えないといけなくなりますが、N BOX+の場合は“車いす仕様車キット”を装着することでリヤラゲッジに車いすを搭載する専用車にすることができます。もちろん、クルマ自体も運転が楽なサイズの軽自動車であることなどなにかと高齢者にフィットする要素が多いためお勧めできます。
スズキ
ソリオ
軽自動車では満足できないが、大きいクルマを運転するのは自信がない、という高齢者にお勧めしたいのがスズキ・ソリオです。大きく開くドアは乗車するとき楽ですし、スライドドアを装備しているので車いすの方をリヤシートに乗せるとき便利です。しかもリヤラゲッジに車いすを置くことができる十分なスペースを有しています。
ダイハツ
ムーブ
軽自動車なので取り回しがいいサイズなのはもちろん、お孫さんなどをリヤシートに乗せてもゆったりの車内、また軽自動車で初となる低速域衝突回避支援ブレーキ機能「スマートアシスト」を搭載しているムーブを高齢者に勧めないわけにはいかないでしょう。リッター29.0kmという低燃費なところも嬉しいポイントです。
トヨタ
bB
「え? bBって若者のクルマでしょ!!」というご指摘はごもっとも。しかし見た目はともかく、全長4m以下の手頃なサイズ、運転しやすい高い着座位置など高齢者にお勧めできる要素が満載なのがこのクルマです。実際、先代bBはモデル末期、販売価格が安くなったことも含め高齢者からの支持が高かった実績があります。
(テヅカ・ツヨシ)