「人とくるまのテクノロジー展2013」では、数多くのEVが展示されていましたが、スペインのブースで目を惹いたのがIDIADA(イディアダ)の「ishare」という2人乗りのEV。
IDIADAはスペインのエンジニアリング会社で、自動車メーカーを主な顧客としてデザイン、エンジニアリング、実験、認証取得まで開発をサポートしているそうです。スペインだけでなく、日本も含めて20か国に及ぶインターナショナルなネットワークを構築しているグローバル企業でもあります。
2人乗りのコンセプトカー「ishare」は、このシティコミューターを実際に販売したり、カーシェア用として展開したりするのではなく、同社がこうしたクルマを作れる技術を有していることをアピールするのが主な狙いだそうですが、それほど遠くない未来にこうしたEVが欧州など世界の都市部で走り回っていても不思議ではないかもしれません。
バッテリーはフィンランドの「ヨーロピアン バッテリーズ」社製で、15kW/140Nmを発生する1モーターを搭載し、サイズは全長2000×全幅1400×全高1585mm、ホイールベースは1340mmで、最高速は80km/h、航続距離は95kmです。
今回は展示されず動画のみしたが、ピークパワー800kW、最高速300km/hを超えるスポーツカーモデルも製作しています。
(塚田勝弘)