ボディ剛性の向上と軽量化を両立した新型レクサス ISシリーズが発売開始です。レクサスISのキャラクターである走りの愉しさを実現することがメインテーマ。そのためにアグレッシブなスタイリング、スポーティなコクピットを目指したといいます。またパッケージングでは居住性を向上させるためにホイールベースを70mm伸ばしながら、オーバーハングはフロントで10mm、リヤは旧型と同じ数値。
スリーサイズは全長:4665mm 全幅:1810mm 全高:1430mm。シートのヒップポイントも下げ、より低く身構えたセダンスタイルを強調しています。そのボディは、面でパネルをつなげる「構造用接着剤」の仕様や、溶接打点の間隔を短くできる「レーザースクリューウェルディング」の採用がトピックスです。
パワートレインとグレードはリンクしていて、2.5L V6+6速ATが「IS250」、3.5L V6+8速ATは「IS350」、そして2.5L 4気筒エンジンにふたつのモーターを組み合わせたハイブリッドの「IS300h」の3タイプ。ハイブリッドの燃費性能は23.2km/L(JC08モード)となっています。
また、ミリ波レーダーを使った「プリクラッシュセーフティシステム」を採用したほか、レクサスとして初となる車線逸脱をブザーとディスプレイ表示で知らせる「レーンディパーチャーアラートを搭載。斜め後方の死角をカバーするブラインドスポットモニターなど安全性能にも配慮しています。
それぞれのタイプに、スタンダード、バージョンL、Fスポーツが用意され、IS250にはAWDもラインナップされる(他はRWD)という全12機種からなるグレード展開。メーカー希望小売価格は420~595万円です。
(山本晋也)