BMWとトヨタが次世代車の心臓部を共同開発する

次世代車の有力候補として挙げられることの多い電気自動車。
そのチカラの源は電気モーターだけでなく、最高出力や航続距離といった部分では蓄電システムの影響が大きいといえます。

そして電気自動車の蓄電システムとして、現段階でもっとも有力とされているのがリチウムイオンバッテリー。

昨年12月にBMWグループとトヨタ自動車株式会社が、次世代環境車・環境技術における中長期的な協力関係の構築に向けた覚書を交わしたのは記憶に新しいところですが、それに基づいて次世代リチウムイオンバッテリー技術に関する共同研究について正式契約を締結し、共同研究を開始したことを発表しました。

すでに欧州で発売されるトヨタ車にBMWから1.6/2.0リッターのディーゼルエンジンが供給されることが発表されていますが、BMWとトヨタのパワートレインはますます密接な関係となりそうです。


(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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