トヨタ86は1年で2万6000台販売! 2013年度もTOYOTA 86「峠カルチャー活動」がスタート

トヨタ86は発売1年で2万6000台を販売したそうです。月版2000台以上とは、最近の車種ではまずまずの数字。兄弟車種のBRZを持ちながら、ほぼ単一グレードのスポーツカーという車種構成ではかなりの成績だと思います。

トヨタ86峠カルチャー

トヨタでは、86の発売に前後して、スポーツカーを楽しむ主な舞台である峠を文化として健全に根付かせようと活動を行っていますが、2013年度もその計画がトヨタマーケティングジャパンの喜馬さんから発表されました。

トヨタ86峠カルチャー_05●86峠セレクション・峠ガイド/リッジクエスト/86 SOCIETYのリニューアル

峠セレクションはファン投票等により、「大人の峠ドライブ」を楽しめる86の峠「86選定峠」を決定しようというもので、2012年は120峠がノミネートされました。今年はさらに31峠を追加し、151峠がノミネート。その中には熊本県のアポロ峠という変わった名前や、サンフランシスコの峠もあるそうです。アメリカの峠、走ってみたいですね。

トヨタ86峠カルチャー_10

これら峠をスタンプラリー方式で制覇(走破?)していくアプリ、「リッジクエスト」もリニューアルしていますので。SNS的機能も写真をシェアできるなど充実しています。

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それらに伴い、峠を楽しむ大人のためのコミュニティである86 SOCIETYもリニューアルし、より充実して進化しているとのこと。

 そして、昨年は選定された86峠を全制覇した人が2名いて、本日86峠制覇を記念の楯を受賞しました。

トヨタ86峠カルチャー_20

IMUさん(名古屋在住・50歳、右)は、86峠制覇に昨年の8月半ば、3.5ヵ月くらいかかったそうです。愛車の86は2万5000kmくらい走行し、そのうちは1万5000kmくらいは峠を走ったのではないかとのこと。SUさん(名古屋在住・46歳)、10月から11月末までのわずか2ヵ月で達成。86の走行距離は2万kmちょっとで、そのほとんどは峠への道のりであるはず、とのこと。

IMUさんによると、それほどの偉業を成すためには、家族の助けが必要だそうです。というのも、峠に行っても基本的に奥さんはつまらないわけで、それを説得するのも楽しみだとか。例えば五平餅が食べられるとか景色がきれいとか言っては峠に出掛けたそうです。

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みなさんも、 チャレンジしてみてはいかがでしょう?

トヨタ86峠カルチャー_22 なお、峠カルチャー1周年を記念して、日本の美しい峠の写真集、TV放送でON AIRされたBGMを収録した「TOUGE CD」、トートバッグを収めた「TOYOTA 86 1st. ANIVERSARY BOOK TOUGE」を発売。全国の書店などにて3980円で5月25日より販売されるそうです。4000部限定とのことなので、ファンは急ぐべし。

(小林和久)

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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