今年50周年を迎えたランボルギーニ。記念イベント「Lamborghini 50th Anniversary Grand Giro」でワールドプレミアとなったのは、「エゴイスタ(Egoista)」というコンセプトモデル。1シーターという、いかにもコンセプトカーらしいど派手なスーパースポーツカーです。
ヘッドライトが見当たらないフロントから眺めは、ランボルギーニと言われなければ、どこのコンセプトカーかパッと見は分かりません。デザインを統括したのは、VWグループでデザインをまとめるあのワルター・デ・シルバ。
「エゴイスタ」と名付けたのはいまのご時世、スーパースポーツカーでしかも1人乗りだからかな、と思いましたが、ランボルギーニらしく「エンジンはリヤに積まなければならない、ドライバーが楽しめればいい!」という意味合いで車名を決めたとのことですから、遠からずというところでしょうか。
航空機のようであり、レーシングマシンのような「エゴイスタ」は、F1のようなインパネに加えて、ドアがなくボディを覆うキャノピーが電動開閉する仕組みなどは戦闘機のようでもあります。
リヤに積まれるエンジンは、5.2LのV10で、最高出力は600馬力。もちろん市販はされないでしょうが、ランボルギーニらしく得体の知れない夢を抱かせてくれる!? そんなモデルかもしれません。
(塚田勝弘)