いま新しいカーナビを買うと、もれなく付いてくるのがスマホ連携機能です。スマホで最新スポットを探して目的地に設定したり、楽曲や動画を再生したりと、CDやDVDを車内に持ち込むのも昔の話になりつつあります。
でもこれは乗用車の話で、タクシーやトラックなどの働くクルマではナビとドライブレコーダー止まり。スマホ連携を打ち出しているのは少なくても自動車メーカーではありませんでした。
三菱ふそうトラック・バスが6月20日から発売するのが、国内商用車メーカー初のスマートフォン連携ドライブサポートシステム「FUSO Connect(ふそうコネクト)」。同システムは、パイオニアの「スマートフォンリンク アプリユニット」と専用アプリ「EcoFleet Light」で構成されています。
対応車種は2010年型以降のキャンターで、対応するスマホはiPhone4/4S/5。アプリをダウンロードすることで運行管理支援システム「エコフリートPRO」のうち、安全運転診断機能とドライブレコーダーを使うことができるお得なドライブサポートシステムです。
さらに、将来的に簡易運行管理機能やサービス工場への緊急連絡機能なども搭載する計画だそうで、機能拡張も期待できます。
パイオニア製の「スマートフォンリンク アプリユニット」の「SPH-DA05Ⅱ」により、楽曲や動画再生、カーナビアプリやインターネットラジオ、気象情報などをチェックできます。
データ・テック製の「EcoFleet Light」では、ドライブ診断機能やドライブレコーダー機能、走行マップ表示機能などにより配送ルートの確認などが可能です。
価格は「スマートフォンリンク アプリユニット」が4万9300円、「EcoFleet Light」が600円。ドライブレコーダーの導入を考えるとコスパ的にも十分魅力的なシステムではないでしょうか。
(塚田勝弘)