メルセデス・ベンツ新型スプリンターは横風に強い!2013年秋ドイツ発売

日本でスプリンターといえば、かつてトヨタが販売していたカローラの兄弟モデルを思い浮かべる自動車ファンも少なくないかもしれませんが、グローバル市場で「スプリンター」といえば、メルセデス・ベンツの小型バン/トラック。その「スプリンター」が、このクラスの商用車としては世界初となるものを含めた5つの安全装備を身につけ、新型へと進化します。

The new Mercedes-Benz Sprinter 2013 

その安全をアシストする装備とは、以下の5点。

・クロスウインドアシスト
・衝突防止アシスト
・ブラインドスポットアシスト
・ハイビームアシスト
・レーンキーピングアシスト

とくにクロスウインド(横風)に対して車両を安定させるアシストシステムの標準装備は世界初。これは、標準装備されているESP(横滑り防止装置)の機能を発展させたものだということです。 

The new Mercedes-Benz Sprinter 2013

商用車にも環境性能が求められる時代に合わせて、すべてのグレードでユーロ6基準をクリアした初めてのバンになったといいます。

4気筒、6気筒が用意されるディーゼルエンジンではアドブルー(尿素水)を排ガスに噴射するSCR技術を利用しているとのことです。また1.8リッター4気筒直噴ガソリン・スーパーチャージャーエンジンも用意されています。

ちなみに、変速機は6速マニュアルトランスミッションと乗用モデルでもお馴染みの7G-TRONIC PLUS  7速オートマチックトランスミッションから選ぶことができるようになっています。

The new Mercedes-Benz Sprinter 2013

空力を意識したダイナミックなフロントグリルやヘッドライトによってメルセデスらしさも強めた「スプリンター」。日本では販売しないと予想されますが、ドイツ本国では2013年6月からオーダーを受付開始、9月のデリバリーが予定されているということです。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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