やっぱ凄いですよ、世界チャンピオンの走りは。
トミ・マキネンがゲストドライバーとして参加したフォレスターライブの実証映像。その撮影にクリッカーが取材に行ったことはすでにお伝えしたとおりですが、なんと我々は撮影スタッフの目を盗んで図々しくもトミ・マキネンの操るフォレスターに同乗を敢行!
場所はラリーモンテカルロの舞台となるチュリニ峠。
マキネンにとっては、幾度も優勝して道を知り尽くしている庭みたいな場所です。
何が凄いかって、さすがはマキネン。ハードなスケジュールの合間にもかかわらず、イヤな顔もせずボクらのドライブに付き合ってくれたのですから。
って、わかってますよ。知りたいのは彼の運転ですよね。
速さ……はもちろんなのですが、それ以上に衝撃だったのはそのスムーズさ。
速い走りって、思い切りアクセルを踏んだり力いっぱいブレーキをかけたりして、クルマ酔いしそうなほど荒々しい運転を想像するじゃないですか?
そうじゃないんですよ、マキネンの走りは。
どこでブレーキを踏んだのか? どこでハンドルを切り始めたのか? がわからないほどスムーズ。
激しく走っているのに乗っていて不快な感じがまったくないんですよね。どのくらいかといえば、助手席でグッスリと寝ていられるくらい(笑)
いちばん驚いたのは、ステアリングの切り増しなんかもまったくないこと。
素人(たとえばボク)なんかがタイトな峠を走るとコーナー後半で「オットット!」となってハンドルをより多く切ったりするんですが、マキちゃん(もうそう呼ばせていただきます)はそんなこと一回もありませんでした。当然といえば当然。まあそうなんですが、本当に素晴らしいです(笑)
というわけで、曲がりくねった峠道なのに縦Gも横Gもスムーズだったマキちゃんの峠ドライブ。
どうすればこんな走りができるようになるのか?
ボクはずっとそれを考えていたのです。そして、日本に帰ってくる飛行機の中(エコノミークラス)で答えが見つかりました。
これだけスムーズな運転が出来るようになる方法といえば、あれしかありえませんよね。
紙コップに水を入れてこぼさないようにしながら、峠道で運転を鍛えたのです!
きっと。……いやたぶん。
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(工藤貴宏)