新型パナメーラは、大型化されたエアインテークがより攻撃的に、より後方に傾斜したウインドウスクリーンにより前後にストレッチされた印象を与えます。また、新しいLEDヘッドライトなどのオプションも用意されています。
パナメーラの後席は4ドアサルーンでありながらポルシェらしく、後席のフルバケットシートでタイトな心地よさを味わえます。足元空間もとくに不足を感じませんでしたが、世のVIPには違うのでしょうか。
そこで新型パナメーラには、パナメーラ ターボ エグゼクティブとパナメーラ4Sエグゼクティブが新設定されています。ホイールベースを150mm延ばしてリヤシートのフットスペースを拡大し、ロングホイールベース化により乗り心地も一段と高められているとのこと。余裕でゆったりと足を組める広さを手に入れたことで、VIPやセレブに狭いとは言わせないはずです。
また、エグゼクティブ仕様にはエアサスペンションを組み合わせることで、より快適な走行性を実現しているのは容易に想像できます。
エンジンは3.0LのV6ツインターボで、従来のV8エンジンからダウンサイジングしながら最高出力は20psアップの420ps、最大トルクは520Nmと、20Nm増強されています。もちろん燃費もアップし、V8よりも18%向上しているのもニュースです。
ガソリン仕様には7速PDKを、プラグインハイブリッドには8速PDKが組み合わされ、コースティングから停止するまでの間、アイドリングストップ機構が早めに作動してエンジンをストップします。
価格は994万円のパナメーラをボトムに、ターボ エグゼクティブは2415万円。なお、ターボSとターボSエグゼクティブのデリバリーは2014年中とアナウンスされています。
(塚田勝弘)