ベンツBクラスにハイパフォーマンスモデル「B 250 BlueEFFICIENCY」登場

1.6L直噴ターボエンジンを搭載するグレード構成だったメルセデス・ベンツBクラスに、2.0L直噴ターボを手に入れたハイパフォーマンスモデルが追加され、2013年2月26日より発売されています。

そのトップグレードが『B 250 BlueEFFICIENCY(ブルーエフィシェンシー)』です。

 「B 180」と名付けられたスタンダードグレードの1.6Lターボエンジンの最高出力90kWに対して、このB 250の最高出力は155kW(211PS)と大幅にアップしています。

この直列4気筒直噴ターボエンジンには、第3世代の直噴システム「BlueDIRECTテクノロジー」およびECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)が採用され、パフォーマンスと環境性能を高いレベルで両立。排ガスレベルも「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」となっているほか、JC08モード燃費は14.6km/Lとなっています。

エクステリアでは、18インチAMGマルチスポークアルミホイール(ブラック)とフロントグリルやドアミラーなどのブラックペイントのアクセントにより、ハイパフォーマンスモデルに相応しい力強くスポーティな印象としているのが特徴。クロームインサート付の本革巻スポーツステアリングやステンレスのアクセル&ブレーキペダルなどスポーティなインテリアには、ブラックアッシュウッドの木目がシックさもプラスして、メルセデス・ベンツらしさを強調しているということです。

利便性、安全面も高いレベルの装備が備わります。縦列駐車時にステアリング操作を行なう「アクティブパーキングアシスト」や、レーダー型衝突警告システム「CPA」、ヘッドライトの照射範囲を制御して常に最適な視界を確保する「インテリジェントライトシステム」や超音波センサーによって障害物との距離を測定する「パークトロニック」を標準装備。オプションとして、ドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」などの先進の安全運転支援システムを組み合わせた「セーフティパッケージ」も用意されています。

メーカー希望小売価格は435万円。環境性能にも優れ、エコカー減税とグリーン税制優遇制度の対象になっています。重量税、取得税各50%減税、翌年度の自動車税25%減。なおオプションのパノラミックスライディングルーフを装着することで車重が1550kgとなり、エコカー減税は75%減、翌年度の自動車税は50%減になるそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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