富士通テンが「HTML5」車載器を試作開発。カーエレはどう変わる!?

次世代のWeb標準技術である「HTML5」は、開発や普及への課題が多い反面、アプリなどの開発コストが削減できたり、オフライン時のコンテンツなどの操作性が向上できたりするメリットもあるそうです。エンドユーザーにとっては、使いやすく快適なレスポンスを享受できてしかも安価であればうれしいものです。

ゲーム業界などではHTML5を使った開発や実用化が進んでいるそうですが、今回「ECLIPSE」ブランドを擁する富士通テンが表明したのが、「HTML5」を使った車載器の試作開発で、2/25〜28日にスペイン・バルセロナで開催される携帯電話関連展示会「Mobile World Congress 2013」で参考出品されるとのこと。

最新のスマートフォンやタブレットそのもののデザイン、操作性を車載器でも実現するのが見た目とインターフェイスの特徴で、機能としては、AR(拡張現実)ナビゲーションなどのカメラ活用サービスが容易になるそうです。また、車載器と外部端末との通信もよりしやすくなり、オペレーターサービスなどの遠隔操作アプリケーションも強化されます。

また、KDDIの協力を得て、電話やメール、電話帳、音楽、映像、写真などを車載器から簡単に使えるスマートフォン機能を強化。

まだ、試作機の段階で全容は見えてきませんし、内容的には現時点でのすでに実用化されている機能も多そうですが、車載器そのものがタブレット的な操作性を備えたPCのような方向になる、そんな気がします。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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